定期的に流行るらしい反出生主義。
反出生主義を話題…にしているが、反出生主義の解説本ではない。
反出生主義を知りたければ某pediaを見たほうが良い。
この本はあくまで小説。
「魔王が人類滅ぼすか考え中だから、人類代表10人が滅ぼすか議論してね」
という話。
重い話ではない。わりとポップ。
人類代表は戦隊ヒーローみたいな色で表される。
キャラ名を覚える必要はない。10色覚えるだけなのでやさしい。
反出生主義を取り扱っているので「人類は滅びるべき」な反出生主義の意見が中心。
「自分だけ生まなければいいじゃん」ではなく「人類全員子供を生むべきではない」という主張だとは知っていたが、
どんな構造か知らなかったのでわかりやすかった。
反出生主義は極めて道徳的だった。
道徳的な人はこの本を読んで道徳的になれ。
子供を作る人は背徳者だ。
本能に支配されて生殖している。
しかし、道徳とは?道徳的であることは推奨されるのか?
結局利己的なのが一番良いのか?
手軽に読める。わりと良かった。
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