新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資
株、やると儲かるらしい。儲かってるなら書籍を出す必要ないのでは?
この本は妄想で書かれている。
この理論で金を増やして「年間240万の配当をもらいたい」という意味。
株より情報商材の方が儲かる。
NISA枠を利用
NISA枠で買うと税金がかからない。NISA枠ではないとおよそ20%の税金が引かれてしまう。
6000万の4%が240万なので、単純に配当が4%の場合、6000万円必要になる。
NISA枠は最大で1800万。
という当たり前のことがこの本では書かれている。
増配する株を買え
「6000万ではNISA枠に収まらないでは?」と思うが、
筆者の理論では「増配する株を買え」である。
「安いときに買って6000万に育つまで待て」みたいな話だ。
どうすれば240万の配当をNISA枠に収まるのか?
まず、ここで目次を見て欲しい。
これがおすすめらしい。
というか、この本の価値はこのリスト。
このリストさえあれば本を買う意味はない。
日本に必要な会社?
これらの銘柄を安いうちに買って増配を待つというのがこの本の戦略。
傾いたら困る会社、必需品の会社を選ぶのはわかる。
危険になれば国が介入して助けてくれるかもしれない。
だが、東京電力は外す。
「東電の株価が下がって無配だから」という後出しで言ってるだけな気がする。
災害の前だったら普通に買ってそうだ。
日本株?
株価の安いときに買い、増配するという理論だが、
NISA枠1800万の4%なら72万円。
数十年レベルの話をしているがそう上手く行くのだろうか。
個別株をちゃんと厳選できる…ならいいが。
長期を見ているならインデックス投資のほうが良いと感じた。
FIRE界隈では米国株vs世界株でやっている。
日本株は(現在のところ)成長が劣るからだ。
仮に、日本株を選ぶとしても、日本の高配当のインデックス投資の方が良いのでは?
前作と言ってることは基本的に同じ
前作がある。
前作は100万だったが、NISAが流行ったから240という数字にしたのだろうか?
1年目は300万
この本のシミュレーションでは1年目に12万の配当金がある前提で書かれている。
300万の4%だ。
初期で持ってる株価も配当金も上昇することになっている。
そして33年後に年間配当金240万に達する。
妄想がすぎる。
12万の配当金を得る方法は「前作を読んで」と買わせる気でいる。
株で儲けられなかったから本を売ろうとしてるのだろう。
長期投資なら米国株か世界株
当たり前だが配当金はNISA枠を消費する。
年間配当金240万を目指すなら、非課税枠が6000万必要な買い方は非現実的だった。
再投資型の投資信託を定額で切り崩すほうが利益が出る。
「NISA枠1800万貯まるまでは再投資の投資信託。
溜まったら売却し、高配当でNISA枠を再構成する」って言うならまだ説得力があった。
もしも、初期投資300万でS&P500(仮に年平均リターン10%とすると)32年で6000万を突破する。
初期投資300万に加えて毎月1万を追加で積み立てれば1億ぐらいになっていた。
あとは4%ずつぐらいを切り崩せば良い。
6000万になるまで何年?
単純に、つみたてシミュレーションをする。
リターン10%の場合
月1万:40年
月5万:25年
月10万:18年
月20万:13年
リターン8%の場合
月1万:47年
月5万:28年
月10万:20年
月20万:14年
頑張って月5万を積み立てれば30年後には6000万になってそうだ。
ちなみに、積立額は1800万。NISA枠ぴったり。
無理して5万じゃなくて、2.5万でも35年半で6000万。
20歳~40歳の20年で6000万は非現実的だが、
35年あれば少しの希望があるかもしれない。
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