ほったらかし投資はやめなさい
なんで読むことにしたのかは忘れた。
中野 晴啓 (著) 。積立王子と呼ばれているらしい。
1963年生。およそ62歳。王子…? 王になれ。
wikipediaにページが作られるぐらい有名なのだろうか?
「 自分の運営しているファンドを買え、という宣伝」かと思いきやそんな話を一切してないのは好感触だった。
内容は筆者がアクティブファンドを運営するに至るまで…
みたいな話で読む価値はない。
いや、投資してない人に「投資ってこういうもの」というのを示すぐらいの価値はあるかもしれない。
すでに投資をしている人は自分のスタイルでやってくれ。
インデックス投資の否定
実業家ひろゆき の動画を見た。
ひろゆきは実業家なのか、というのはさておき。
ひろゆきは「投資信託は無駄だからやめたほうが良い」 と言っている。
動画をよくみると、ひろゆきはアクティブファンドのことを投資信託と呼んでいる。
インデックスの方は手数料(運用委託費)が安いのでやっても良い、というスタンス。
アクティブファンドは組み入れ銘柄が公開されているので
真似して自分で組めば手数料が安く済む。
というのがひろゆき。
インデックス投資をする人は流行に流されるだけで自分で考えてない。
銀行の売りたい商品(投資信託)を脳死で買ってしまう。
そこでこの本では考えろと言っている。
「銀行の貸し渋りで日本の経済成長が~」「国債発行で~」とか
その話いるか?という話を前半でしたあとに。
アクティブで積立?
散々、積立でリスク分散…と言いつつアクティブファンドの話。
特に内容はないし軸はブレブレな印象。
章ごとに漫画を挟んでてこいれしているが、テンポが悪いのは隠せない。
全世界株インデックスはやめとけ?
全世界株、通称オルカンは分散になっていない。
時価総額で比重が決まるので、現在6割が米国だ。そんなことはわかってる。
米国がコケた場合に自動的に構成を変えてくれる。
米国がコケない、他の国が米国以上に発展しない、と思ってなければ米国株で良い。
比重ではなく、全世界に分散したいなら自分で地域ごとに分かれた商品を変えば良い。
比率固定のバランス商品を買っても良いが手数料が大きめ。手軽ではあるが。
どっちを選ぶかはその人次第。
やっぱり内容は無い
あらためて目次を見直しても、銀行の話と筆者がファンドを立ち上げるまでのblogが主。
銀行預金はインフレで目減りするので投資しよう←わかる
銀行が進める投資信託は手数料が多い。客ではなく利益のためにやってる←わかる
筆者は自社ではなく客のために商品を選んでる←そうなんだ
国債は悪←理論の飛躍
筆者はデフレが嬉しい側なので、国債を悪扱いする側に立たなければならない。
だが、日本の国債は海外と違って発行しても破綻しない。
インフレさせるために発行しなければならない。
アクティブファンドは勝ったの?
本の中では一切宣伝していないが。
筆者はなかのアセットマネジメントで「なかの日本成長ファンド」「なかの世界成長ファンド」を出しているらしい。
本が出たのは2025年3月。 運用開始は2024年4月。
6月末までの運用レポートがでていたが。時期が悪かったのか?
ほぼ横ばい。手数料を考えると減ってるぐらい。
これならインデックスにしておけばよかっただろう。
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