キャロル&チューズディ。
2019年4月から9月までの2クールに渡り放送されたアニメだ。
ネトフリで先行配信され、1週遅れで地上波配信された。
こちらが公式Web。
いきなり動画の再生。消さないとコンテンツが見られない。
つまりコンテンツに自信がない。
何を描く
ストーリは「火星で偶然であった少女2人が音楽をする」というもの。
それはいい。
いや、どうでもいい。
ストーリなんてなかった。
単に音楽オタクの監督が作ったアニメというだけ。
多分音楽オタクにとっては面白いのだろう。
有名な作曲家に依頼し、
声優と歌手を分ける。
歌は英語圏にウケるように英語話者が担当してる。
LIVEも行っており、sgdnはなんだかんだで参加しているので
今回の感想を書くに至った。
奇跡
第1話から登場する単語「奇跡の7分」。これを描きたかったのだろう。
最終話も「奇跡の7分」で終わる。
しかし何も起こっていない。みんなで歌って終わりだ。
最後に
Will be continued in your Mind視聴者に丸投げして終わり。
一体何が奇跡なのか?随分安っぽい奇跡だ。
この程度のことを奇跡と呼べるのだから相当安っぽい現象なのだろう。
政治的な意味
インタビュでは
渡辺:そう、世界的な視点で見ればこんなのむしろ普通じゃないかな。「『キャロル&チューズデイ』にすら政治が出てこざるをえない」状況という事です。と語っている。
本当にそうだったか?
音楽を表現の自由に結びつけたかったのだろうか。
そこまで音楽表現は弾圧されているのか?
その割に移民問題の描き方は「白人の元(火星)に、黒人の移民が押し寄せる」である。
一体どこにご配慮しているのだろうか。このアニメが表現の弾圧を受けているという意味だろうか。
ちなみに黄色人種は存在しない。
白人から見たら我々黄色人種も「色付き(coloured)」として、白人にとっては差別対象だ。
黄でも黒でも関係ないのだろう。
日本では意識はないが、海外では「黒人キャラは黒人声優、白人キャラは白人声優でないと差別」
とされている。
メイン2人のキャストもそれに倣って人種が合わせられている。
ここ最近の表現弾圧と言えば香港だ。
民主化を選挙で勝ち取れるのだろうか。
謎のAI
ただの「流行語」としてAIという単語を使っているに過ぎない。
「視聴者は馬鹿だからAIと言えばいいだろう」なのか、
「製作者が馬鹿だからAIの意味を知らない」かはわからないが。
AIときいて対話型のアシスタントぐらいしか思い浮かばなかったのだろう。
そして存在するインスタ。
火星移民年+50年もインスタ…あるのか…?
お前は今まで使ってきたソーシャルメディア、50年も続いたのを見たことあるのか?
インターネット自体がほぼ半世紀なので、流石に見つけるのは難しいかもしれない。
では、現在使っているソーシャルメディアはいつできた?
Twitterはもう10年以上と長いかもしれない。
だがその程度だ。
mixiもfacebookも10年かそこらで衰退した。50年は無理だろう。
総合
前半の1クール、主人公2人がデビューを目指す、そこまでは面白みがあった。
主人公の2人 vs ライバル という比較は良かった。
だが後半は何だ?
「安っぽい奇跡のために仲間を集める」これはいいだろう。
だが
- 大統領選いる?
- チューズディの家族問題を解決したかったか?解決の仕方が雑だが。
- アンジェラのストーカー問題いる?
- いらない。「何者が歌うか」を描きたかったのか?という好意的な解釈
- そもそもの移民問題がなかった。
- 先に触れたように「政治は逃れられない」と主張しているが、他のネタを見つけられなかっただけだ。
「安い奇跡」はMotherという歌で示した。
内容は自由を手に入れる話。
移民に権利を、ということだ。
置き換えるならば外国人参政権だ。
火星の国籍(星籍?)がどうなってるのか知らないが、
正式に入植すればいいだけだ。
This story has not finished yet. It is an infinity loop!
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