砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
とか何年前だよって思ったが、最近読み返した。
以下ネタバレ
うさぎを殺したのは誰かって、物語では明示されてなかったと思い、
適当にググったら知恵遅れに質問した人がおり、返信をもらってたがいまいち説得力に欠けるなと思ったのでメモ程度に書いておく。
人魚のかばんにうさぎの頭部が入っている、不在証明などから人魚が犯人とされているが…
兄の啓示
主人公の兄は貴族だが、色々と物語のヒントをくれる。貴族の義務だろうか。兄の出す問題は、必ず何処かで役に立っている。
つまり、ヒントが出た場合はすべて回収しなければならない。そこまで作者が考えているかは分からないが。
ストックホルム症候群の例とか、人魚がどういう状況に陥っているか示す。
ここで気になったのはサイコパス診断について。
「夫の葬儀」の話を兄に聞かされた主人公。
次にその話が出てくるのはサイコ親父と対面するときだ。
物語中で死んだのは誰?
誰(何)が殺されたのかを考えてみた。犬。これは人魚の家で飼っていたやつ。サイコ親父に殺されてしまった。
うさぎ。誰が殺したのか?この記事のメイン。
人魚。サイコ親父に殺された。
だが、もう一人殺された存在がある。子供だ。
これはサイコパス診断の「夫の葬儀」の話の中で殺された子供。
サイコパスは誰か?
兄の「夫の葬儀」の話がサイコ親父の為だけに出てきたのだろうか。
サイコパス診断は他にもある。他にも狂気じみているものが存在する。その中でこの話を何故選んだのだろうか。
ここは「もう一度会うため」だったのではないだろうか。
犬が死んだ時、主人公は人魚と一緒に悲しんだ。人魚はうれしくて、もう一度主人公と会いたいがためにうさぎを殺し、墓を建てようと思ったのではないだろうか。
しかし、人魚がサイコパスかどうかは物語中語られていない。サイコパスかどうかは実際はどうでもいいかもしれない。
サイコパスではないが、サイコパスの親父を真似だと考えられないだろうか。
犬と同じように頭と手紙を用意して、墓の再現をしようとした…のかもしれない。
無理のある想像をしてみたが、そこまで考えて書いてない可能性もあるのであまり気にしていない。
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