何年前だ。
ということでチェルシーソフトから発売されたソラコイ。
すでにチェルシーは解散しているが。
もう数年前だし今更ネタバレを気にするものでもないが、
ネタバレ無しで言うなら「原案と主題歌だけはよかった」作品。
と言ったところだろうか。
登場人物
主人公
一応病弱設定。映画を作る。メインヒロイン
ヒカリ
主人公の幼馴染。誕生日も産まれた時間も同じ。ヒカリ(ソラ)
ヒカリと区別のつかない少女。紛らわしいのでソラと呼ぶ。ヒカリと同じ記憶を持っている。
サブヒロイン
2名。キャラ一覧ではヒロイン扱いな気がするが…あくまで、これはヒカリ・ソラの話だ。
ストーリ
映画研究会で試写をして、電気をつけたらヒカリが2人になっていた!
どうすることもできないので、片方をソラと呼び、
そのままコンクール用の映画製作を開始する。ストーリネタバレ
細かいことは、その他考察サイトを見ていただきたい。結果から言うと、ソラは未来からやってきた存在(厳密ではない)で、
主人公が死ぬ運命から守るために来た(厳密ではない。)。
何が言いたかったかと言うと、OP曲がゲーム内容に寄せて作られてて良かったということだ。
歌詞はこのへんから確認可能。
ライタが作詞しているので、内容そのままだ。ソラ視点になっている。
- (12時が過ぎて魔法が解けたため)時間切れ。シンデレラのように結ばれることはなかった。
- 同じ時に生まれた2人は成長しても距離が変わることがない。
- 好きだと伝えられなかった後悔。
- 違う運命なら好きだと伝えられたのか?
- 主役(シンデレラ)の運命なら好きと伝えられたかな。
- 諦めた思いは空に捨てる。
- --------
- (時間が経っても)大好きな気持ちも、心の距離も変わらない。
- 映画の中にやり直した世界を作る。
- それでも主役は僕に似合わない。
- 僕は光じゃないから、空は思いを捨てる。
みたいな読みができる歌詞。
時系列
映画制作の不摂生で主人公が死ぬ。ヒカリは悲しむ。気持ちの整理が終わり、成長したヒカリ。勉強も家事もできるようになる。
~ゲーム本編ここから~
ヒカリは主人公遺作を一人で上映し、過去(映画)の世界に入り込む。
ヒカリが2人いることになってしまうので、2周めのヒカリはソラと名乗る。
主人公に告白され、ソラは付き合う。しかし本当に望んでいることは付き合うことではない。
ソラはヒカリを促し、主人公に「大好き」と伝えさせる。
ここで現代(映画の外)に戻る。
ソラは主人公と結ばれることはなかった。
しかし、憧れていた映画のような素敵な未来(大好きと伝えること)である、
ヒカリが「大好きと伝える」というイベントを見ることができた。
ここで物語は終わるのだった。
EDを見てからOPの歌詞を見直してもらいたい。
感想
上の時系列はソラルートだが。ヒカリルートでもサブヒロインルートでも普通にエンディングを迎える。映画の中の世界ということに触れられることはない。
つまりそれらはおまけの話だ。
本編でも、歌詞でも公式Webでも印象づけてくる「大好きと言えない」気持ち。
これがこの作品のテーマ。ゲームタイトルのソラコイはソラこそが主役だと示している。
キャッチは「幼馴染vs幼馴染」だが。
ソラはこれから起こることをいろいろ知っていたり、主人公の健康を気にしたり。
ソラを未来人だと気づかせるポイントとして良いだろうが、全体を見ると雑すぎる。
そして短い。
これならサブキャラ削ってミドルプライスぐらいにすればよかったのではないかと思える。
ヒカリルートは、ヒカリが告白したわけではないのでソラの未練は果たされず。主人公も死ぬこともない。なんで存在するのかわからないルートだ。
だが、歌詞1番の「信じてた奇跡」になるのだろうか。
シュタゲやわれめて等、主人公がループするものは多いが、ヒロインがループするのは少ない印象。
ヒロインは複数いるから全員ループさせるのは無理なのはわかっている。一人未来人がいれば十分?
ヒロインが後悔でループする方が切ない気持ちになれる、というのがsgdnは度々思うことだ。
なお、ED曲の「空恋」もソラのの視点で、ヒカリと主人公のことを歌っているのでは?と思っている。
本当に原案と歌詞だけは良いのに…残念な作品だ。
本編に起伏がない割に余計な部分が多い。ソラ視点に変わることがあるのにソラの思い描画が少なすぎる。ヒカリに譲るところもさらっと終わってしまっている。
ゲーム進行について
初期状態から4人攻略可能。明確に「ソラルート」がメインだとわかるシナリオなのだから、せめてそういう構成にしてほしかった。
とはいえ、他の3ルート攻略後にTrueとして始まるだけだとシナリオに説得力がない。
ヒカリをBAD ENDに変更して、ヒカリBADを見たらソラルートに行ける…みたいな方が良かった気がする。
一番はヒロインがソラ1名のミドルプライスだが。
0 件のコメント:
コメントを投稿