28.2.21

田舎の敵は田舎 読書感想

田舎暮らしに殺されない法 、この本自体にはもともと興味は無かった。




内容も、割と普通だ。

田舎に生まれ、東京で生活し田舎に戻った著者のただの感想。
内容はなんてことはない。



ただ、レビューがひどい。荒れている。
荒れる理由は簡単。田舎者は自分の生活を良いものと信じなければならない


そりゃそうだ。
この本は田舎者だから言える田舎の悪いところが書いてある

上京しなかった者は、上京しなくて正解と思いたい。それを真っ向から否定される。
そうしなければ上京した人を羨むだけの人生になってしまう



現在田舎に残っているのは上京する能力のなかったものだ。

上京できなかった田舎者にとって
田舎の否定=自分の否定
となる。






氏は田舎の悪いところを順番に例を挙げているが、
対象は田舎に帰ろうとする人だ。

田舎に生まれ、東京に出て老後をゆっくりと田舎で過ごす。
こういう夢が語られる。

だが、一度上京してしまうと田舎への道は修羅だ。



中でも住居の用意。一番金がかかる部分は重要。

土地や家を売りつけられるが、買ってはいけない。
なぜならその土地は使い物にならないからだ。

使える土地ならとうの昔に開発されている
売られるのは危険度が高いから使われてこなかった土地だ。


田舎が発展しなかったのは、それだけの土地が無かったからだ。
人の住める場所・数が限られているから田舎だ

今いる住民より多くを支えることはできない。
今ある住宅の他の土地は危険。


ただそれだけだ。



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