※この物語はフィクションでファンタジーです。ということをはじめに。少し時代物が関わってくると時代考証が必要になってまいります。勿論今回のお話にも、時代通りだと色々変だよってことが出てくるのは重々承知しております。おりやす。おるでありんす。あそこは違うな、って思うとお話に集中できませんでしょうか?それでも、きっとこの時代の織田信長は女で、異世界からのお抱えシェフが居て、すごい腕を持った外科医が歴史を変えて、自衛隊が昔迷い込んだ過去があって、ぶんぶん武器を振り回して敵将討ち取ったりーと叫びます。きっとそんな世界の延長線上にある世界です。だって、本当のことはきっと誰もわからない。それが物語だと思う。作りたいものはいつだってドキュメンタリーではなくドラマ。※この物語はフィクションでファンタジーです。藤丸亮
席に置かれた紙より
「この話はなろう系であり、トンデモ設定だけれど文句を言うな」ということである。
脚本に責任はないのだろう。
時代考証の必要などない。むしろミスリードのために存在する。
本格ミステリを装い、蓋を開ければ叙述トリックだろうが何でもアリと同様。
「ラスト5分で驚きの展開」で全てはどんでん返し。
「次に登場するインフレ魔法はなんだ」というタイプで、
伏線なんてものは存在しない。
後から提示された説明こそが正義だ。
芝居がメジャになるのは駄サイクルを抜け出してからだろう。
キャスト
ヒーローの黒須、ヒロインの百合のみ1日のみ登場。
他の人は出番が多い役-少ない役の入れ替わり。給料を均等にするためだろうか。
会場
南大塚大ホール。利用料金は休日の全日159 250円。2日で約32万円。割引を利用すればもっと抑えられる。
通常267人収容、現在は半分を潰して133人。
入場券は2900円x4回。1 542 800円の収入。
仮に20で割れば日給8万だが、経費など抜けばそれ以下。
今回は300円ほど値上がりしているらしいが、仮に2600円なら収入2 776 800円。
6割ほどになっている。
練習などの計算はどうしているのだろうか。
公演は2.5時間。間に10分間の換気休憩を行う。
集近閉を排除しなければならないが、せいぜい排除しているのは「近」要素。
最大1.5時間の閉がある以上逃れられない。
全席マスク、1列目はフェイスシールトだが、効果があるのかは不明。
シールトは新品なのだろうか。前使用者がキャリアなら感染のために存在する。
つい菌とウィルスを同じに扱ってしまうが、抗菌はウィルスに効果がない。
2日公演だが、1日目の終わりに飲み会した人も居る。
これらはno planという意味だろうか。
運営が呼びかけたほうが良かっただろう。
物語
大麻編・遊郭編と分かれているが、
主人公の居る都会サイドと、ヒロインの居る田舎サイド
という中身は共通。
このあたりはトンデモ設定。時代の流れはミスリード。
同時時間帯の別の場所の話でも在る。
導入
肝試しの男女。人魂を見る(この人魂は後半の助手が能力を使ったもの)。
貧乏探偵事務所
車(カローラ)を売却したことから話は始まる。
今日のおにぎりさえ食べられるかの瀬戸際だ。
そこへ登場する同業の旧友。仕事を斡旋される。
依頼主はヒロイン。友人が行方不明だが村内で目撃情報が上がっている。
村の名前は花咲村。
OP
登場人物紹介をする。
田舎到着
気候は寒くも温泉が温かい村。
この村で行方不明になることは「山の女になる」と表現する。
幽霊が出ることも有名。
金を酒代に消した主人公は徒歩で村に来た。
途中の沢で友人を見つける。
ヒロインにとっては行方不明のはずだが、他の人にとってはそうでもない。
主人公・旧友と同期の警察と出会う。
ヒロインは事前に警察に通報していた。
先に来ていた旧友とも合流する。
行方不明からすでに1週間経っている。
主人公・旧友の探偵x2、警官x1で散会調査。
実は「友人→村長息子→ヒロイン」という三角関係だったが、
ヒロインは鈍感なので気付いていなかった。
村長息子は仕方なく友人と婚約するも、ヒロインのことが諦められなかった。
そこで友人を誘拐し「傷心の男」を演じてヒロインに詰め寄るも失敗に終わる。
村長息子は手駒「源(げん)」を
「Eugen!(おいげん!)」と呼ぶところもポイント。
毎月行っている「神迎えの儀」という大麻パーティを目にする都会サイド。
この世界で大麻と呼んでいるものは使役者の意のままに操れる。
だが効果には個人差が在る。
都会サイドでは探偵・探偵助手の抵抗は高めで。簡単に操ることは出来ない。
一方警官は弱く、簡単に操られる。
主人公&ヒロインは不明者を見かけた沢を再調査する。
そこで村長息子に襲われ意識を失う。
略取編
舞台は遊郭近くの村。
都会3人衆はここでも仲が良い。
主人公、警官は初めての遊郭へ。
旧友はすでに入り浸りだった。
主人公はヒロイン(遊女ver)に出会う。
物語が好きな主人公はヒロインを脱がせ、ひたすら八犬伝の話をする。
本好きの主人公は、(文字通り全裸で)話を聞いてくれる人を見つけ通うことを決意。
ヒロインは別の金持ちに気に入られており、遊郭から買い取られる最中に在る。
主人公は寝取られ属性、それを眺め満足だった。
遊郭を後にする都会サイド。
探偵仲間は、何もせず配当金をかっさらう主人公を批判する。
都会サイドはヒロインを遊郭から略取する計画を立てる。
だがヒロインは井の中の蛙ではない。外の世界を知っているのだ。
遊郭に詳しくないため空の青さも知らなかった。
ここの台詞はヒロインが「自分は世間知らずだから」と免罪符を取り出し、
主人公が「閉じた世界に留まり、一つのことを極めろ」と諭す意味合いがある。
ヒロイン友人に情報を流出してもらい、無事に買い取られる。
情報流出に協力した遊郭の女は私怨のために動いていた。
主人公は略取計画が失敗し嘆く。
~ここまで1時間20分。10分休憩~
牢屋編
主人公が村長息子に殴られ、
曽根崎心中の一節が記される牢屋に連れてこられる。
探偵は護身用と言い張って銃刀法違反をしていたが、
拘束されていれば無意味だ。
100人ばかりの村だが、唯一ヒロインは村の支配下になかったのだ。
そのため、機密区画のことを知らなかった。
村長息子は「機密区画に来るなと言ったろ」と咎めるが、
そもそもヒロインは機密区画を知らない。完全な後出しジャンケンだった。
村長権限でヒロインは監禁生活して言いなりにしても良かったのでは?
異世界の自衛隊が持ってきた銃があってよかった。
そこへ旧友が登場し村長息子を殺害。
そのまま機密区画に忍び込むも村民全員が待ち伏せていた。
だがこの村民はこの世界の大麻で操られている存在。
探偵助手が降霊の儀を行い、操り手の村長を殺害する。
橋落とし編
遊郭が舞台に戻る。
納涼祭として村民全員を集め、抹殺を試みる黒幕。
女は橋の上に集めて落とすことに決める。
村ごと消す理由は政府の機密情報を隠すため。
だれが情報を持っているかわからないのだ。
わざわざ橋をかける価値の在る土地で、人通りも多い。
橋がなくなれば新しい橋建設のため雇用も生まれる。
買い取られたヒロインも情報を持っている可能性があり呼び戻される。
未練がましい主人公は会いに行くことを決める。
計画通り橋から落とされる女達。
主人公は橋から落ちたヒロインに会い行く。
生き残りを殺しにきた部下に殺害されジェノサイドエンドを迎える。
山火事編
無事に村長を殺害し人は支配から逃れた。
自由になった都会サイドは機密区画を燃やす。
この世界では大麻は自生しているものではなく、
見つけたら即時燃やさなければならない法律が在る。
炎は山全体を焼きジェノサイドエンドを迎える。
財宝なんてものは存在せず、大麻は村人自身が使うためにあった。
自分で自分を操ることこそが重要だった。
この世界の大麻には強い依存性があり、使用を止めると死んでしまう。
ヒロインはこの村で唯一の大麻不使用者だった。
自由を求めていたかの様に思えるヒロインだったが、
東京に探偵を依頼するなど元々自由だったのだ。
「行方不明の友人を村内で見かけた」という情報も、
村長権限で流されたものだった。
保護者ではないヒロインが警察に通報したところで、
警察が動くはずはない。
村内で見かけているなら行方不明ではなく、
ただ「ヒロインと不仲」で済む話だ。
ヒロインはただジェノサイドエンドを望み、
ここまでの事を実現したのだった。
大麻編、遊郭編、それぞれで登場人物は全滅している。
同じ場所と思わせるミスリードだった。
なぞらえてジェノサイドをしたかのように見せていたのだった。
完
合計2.5時間
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