7.10.23

この世界より愛しているから ハピメア感想

 

 
 HDリマスター版(RE)が販売されたらしい。
ので今更プレイ。


    

 が、やったのは通常の方。ファンディスク(FD)も出ている。


REでは一応追加シナリオもあるようだ。



物語


かつて妹が居た。妹とは森ではぐれてしまった。妹は見つからず、自分だけ助かった。
それから時は経ち。明晰夢をみる主人公は夢の中で妹や、見知らぬ少女と出会う。


purplesoftらしい

…と、言えるほどpurple作品をやっていないが。
内容はとても良かった。

夢の中の、仮初めの幸せに逃げてしまったヒロインを救ったり。
助かることがないと諦めているヒロインを救ったり。

普通のヒロインも一度仲良くなった後にヒロインが悪魔(比喩表現)に誘惑され、
主人公によって救われる。

purpleの真のヒロインはたいていラスボスで元凶で、
読者が「救いたい」と思うような魅力的でなければならないけれど。
おもに妹が良かった
sgdnにとっては妹が一番魅力的だったのでそもそも破綻していた。
それでも面白かったけれど。





それでも長い。


物語の構成上しかたないが。
共通ルートの中に選択肢があり、個別ルートに入るのがちょっと遅い。
そして全体の分量も多い。
昔の作品だから?と思ったりもしたが長さを感じた。


夢の世界(現実ではない)という意味ではリアライブを思い出し、
ラスボスの助からないことへの諦めはアマツツミを思い出すようだった。


FDはFDのようでFDじゃなかった。


FDにどんな印象を持つかは人それぞれだが。
今作のFDは基本的に後日談。

とはいえ、夢の中なので全員との夢を見る。
だがご都合主義ではなく、最後まで黒い幸せな夢が続く。

救いはないのか。


sgdnはゲーム起動したら各ルートのアフターみたいな軽いノリを想像していたが、
そういえばこれはそういう作品だった。


最後の鍵は妹に思い入れがあると本当に辛かった(いい話という意味で)

夢にはそれぞれルールが有る。
妹の夢からは主人公しか抜けることができない。これはルール。
シュタゲのアトラクタフィールドのようで、このルールはとても印象的で面白かった。

sgdnにとっては妹の為の作品だった。
ラスボスとかどうでも良い。

最後まで妹は主人公の幸せを願っていた。
とても悲しい作品だった。

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