ある日インスタでバズった大学生。いい写真を撮ってもっとバエようとカメラを買いに行く。
「おすすめのカメラ」を聞くが、ふわっとした質問に店員も困っていると、偶然居合わせたプロの写真家に教えを請うことに…
というお話を通じてカメラ・写真撮の向き合い方を描く話。
写真を撮ってると「こうだよな」と納得することが多かった。
写真を撮り始めた人にこそ読んでほしいが、撮りはじめの人ほどわからなさそう。
好きなのは「カメラ」「写真」というのが混同されがちなところから話が始まる。すごくよく分かる。
カメラは写真を取るための道具なので初めはなんだって良い。
自分の撮りたい写真なのか、誰かに評価される写真なのか、
著者の思っていることを語らせてる…と言ってしまえばそこまでだが
それを踏まえて読んでも面白かった。
写真は同じ状況を作ってカメラを操作すれば誰でも同じ写真が撮れる。
だがそれを撮るのか、それを撮れる状況を作れるのか
だからカメラを撮る人を写している。
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