例の紹介されていたやつ。
主人公の彼氏が新興宗教にハマってしまった。
どうにかして取り戻せないか?みたいな話。
この物語の焦点はFIRE出口戦略
金は貯めるだけでは意味がない。
使わないと意味がない、と彼氏との口論にもなっていた。
主人公は金を貯める額に目標を持っていた。
しかし何歳まで生きるのか?死ぬときに0円になるように暮らすのか?については未定。
彼氏とその宗教は金という価値を捨て、シンライがあるので金の有無で困らない。
色々なことが出来る若いうちに出来ることをせずどうするのか。
老いて何もできなくなったときに金があっても無価値。金は今のうちに使い切っておくべきと彼氏と喧嘩する。
主人公に金を貯める目標はあるが、価値のあることに金を使うのに抵抗はない。
だが、結婚式二次会の参加費をケチって予定があると嘘をつき、嘘がバレたりする。
投資の無料講習を受けるが、資産1億超の投資の先輩たちをみると
生活保護車と同じような極貧生活をしている。
これがfireの目指す暮らしなのか?
お金の使い方を考え直す主人公だった。
物語のあらすじ
2000年ぐらいに名前が変わった宗教団体を揶揄しつつ。
主人公は安い給料で働いているが、高配当米国株を買い、分身が作った金で生活を安定させていた。
一方彼氏のハマった新興宗教では、シンライに価値をもたせ集金する。
最終的に宗教団体は月額会員制村作りをし、宗教団体の幹部が性奴隷を作り出して警察が介入して崩壊。
検挙されなかった幹部たちはそれぞれ分かれて宗教団体を作るという、宗教団体の動きは宗教団体を意識。
主人公は彼氏にphantomを投影するし、
株価の上下はphantomとの戦いだし、
代わりに稼いでくれる株はphantom。
彼氏…といってもセックスの相性が良かったセックスフレンドのような
結婚して一緒に暮らすとは価値観の相違がみえる関係。
FIRE
発売が2021年。
主人公が現在ためた金は1800万。
1800万といえば新NISAの限度額だ。
新NISAが始まったので2024年からなので1800万という数字は偶然なのだろうか。
主人公は高配当株の米国個別株で稼ごうとしている。
FIREという言葉が流行ったのも2022年ごろ。だいぶ先を読んだ小説な気がする。
だが、NISA自体は2014年からあった。
主人公ぐらいの情報収集力ならNISA枠の話をしてないとおかしいようにも感じた。
FIREの定番は株の投資信託であって個別株じゃない。
それでも主人公は個別好配当株を選んでいる。この時点で「もうひとりの自分が稼いでくれる」とは離れるが。
読者がわかりやすいように高配当株にしているのだろうか?
1800万あったなら、4%ルールで切り崩しても年間72万円使える。
十分らくして暮らせそうに感だった
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