2.3.25

FIREを目指しても生存バイアスだから信用するな

 

働きたくない。

だが金はほしい。そこで最近流行りのFIREについて調べてみた。
最近というほど最近ではなく浸透して久しい言葉に思うが。

なんとなく読んだのがこの本。



成功した人が攻略法を教えてくれるのは親切…に見えて、
そんなの出来たら誰も困らない

というかすでに儲けてる人が更に儲けている

 


攻略法を教えるように見せかけて、これは一種の情報商材。

というわけでsgdnの思った投資の攻略法は以下。



安いときに買って高いときに売れ!

なんてことはできない。
早々に諦めたほうが良い。

次にどうなるかの保証はない。
s&p500は過去50年で毎年平均10%上がっている。
今後もそうという保証はない


個別株はやめとけ

日本で投資というと、株主優待の話題が一番な気がしている。
「優待投資家」みたいなやつ。

だが、個別株の値動きは激しい。
当たるときもあるが外れるときもある。
博打が好きなら止めないが。

優待は株価の釣り上げを狙って始めて、気づいたら廃止になったりする。
「長期保有が条件」なら企業が価格維持のために設定しているので期待しても良いだろうが。

株の勉強はもうやめだ

個別株では1株あたりの価値やら、なんやらを考える必要がある。
たとえば、1株100円で売られているが会社の価値で考えると200円が妥当…ならば割安で買えることになる。

そんなのが当たるなら誰もがやっている
今すぐ株の本を出して売った方が良い。


確率的にはインデックス投資

なんか投資信託というのがあるらしい。
投資のプロたちが良さそうな株を寄せ集めて個人投資家に販売している。
100円とか小さい額から買える。
代わりに運用手数料がかかるが、僅かな保険でリスク回避できるようなものだろう。


確実に金を得るには時間をかけるしかない 

時は金なり。
時間を金に変える方法はこれしかない。

仕事は時間と労働力を費やして金に買えるが
投資は時間だけで良い。むしろ時間以外の方法でブースト出来ない。

最終的に儲かるのは変わらないが、
一括投資ではなく、毎月一定額みたいなドルコスト法を使うと損する確率を下げられる。


買ったら見ない

日々の値動きは無意味。上がったり下がったりする。
4,5年下がったままではメンタルが耐えられないならやらない方が良い。

目先の金ではなく10数年後の金を育てている。



360万円で毎月1万円収入UP

4%ルールというのがあるらしい。Trinity大学の有名な論文だとか。

もともとは
「S&P500に投資して、額のn%を毎年引き出しつづける。30年後にのこっているか?」
みたいな話だったようだが。

毎年4%引き出すと本来25年で枯渇する。
だが、株は上がり続けるので4%なら30年後も無くならない可能性が98%らしい。

この期間を60年に延長して計算すると4%では89%。ほぼ無くならない。
結果FIREでは5000万貯めて毎年200万使い放題、みたいな話になるようだ。

逆算すると360万あれば年間12万。毎月1万の収入UPといえる

しかも、平均リターンは10%なので、4%使ったところで6%残っている可能性がある。
徐々に増える額も使額も増えていく可能性がある。


誰が毎年30万円投資できるんだ

2024年から制度が変わったNISA。
投資の収益は約20%の税金がかかる
それじゃあ360万投資して12万の利益を毎年得ようとしても、2.4万は減るのでは

このNISA枠があれば総額1800万円まで非課税扱い
4%ルールに乗せれば、1800万投資して年間72万を非課税で貰える。
非課税は購入時の価格なので実査の非課税額はもっと増える

だが、1年辺りの購入額の制限がかかっている。
年間360万円。
5年間かけないと使いきれない。

年間360万円投資に回すだけの余裕があるのか
毎月30万だ。どう頑張っても最短5年で埋めることは出来ない

最短5年で埋められるのはすでに金持ちだ。
どうしてこんな意味もない額が設定されているのか

結局は余剰資金

うまくいけば増えるが減る年もある。
だが、平均的には増える。

「今年は減る年だった」と諦めて耐え忍ぶことも必要。

だが、360万貯まれば毎月1万、
720万で毎月2万…1800万で毎月5万の追加収入と思えば耐え忍ぶ価値がある…気がする。


時間はお金

投資したものを使わない選択も十分ある。
毎年4%なら10年で約1.5倍になる。

1800万貯めて10年待てば2664万円。
年間106万円。毎月8.8万円の不労所得。
さすがにこれだけでは完全FIREはできない。

だが、何をするにもお金は必要。
やるなら早い方が良い。やらないのもまた戦略。


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