28.9.25

誰もに起こり得る貧困状態 (貧困と脳 感想)

貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」 (幻冬舎新書 751)

 2024/11/27に発売した新作。

過去作、
最貧困女子 2014/9/27
脳が壊れた  2016/6/16
と合わせて読むとわかりやすい。



今まで貧困になってしまう人を取材してきた筆者(鈴木大介 氏) 。
これはまではケーキの切れない非行少年たちみたいな流れだったが、
筆者自身が同じ状況になってしまった。


脳梗塞により高次脳機能障害を負った筆者。

今まで取材していた「レジでお金が出せない」「約束の時間を守れない」という状況になる。
という体験を綴っている。


気づいたら仕事ができなくなって貧困に陥る人もいる。今まで普通に働いていたのに。
その点、筆者は脳梗塞から障害を診断され、家族の助けもあり本を仕上げるまで来た。運が良い。


気付かず脳障害になった人は福祉にたどり着けない。
たどり着いたとしても、書類がわかりにくく申請もできない。
福祉は準備できてない

我々も、気付かぬうちに脳障害を負い貧困に落ちるかもしれない。
その時誰も助けてくれない。
日本は他人を助けるようにできてないので見捨てるのは仕方ないのだろうか?

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