10.6.17

大学生になってカメラを始める人の為に カメラ本体編



大学生になってお金が出来て、初めてみようと思える趣味にカメラがある。
「スマホで十分だろ?」という風潮に抗い、カメラを買うならこう選べ!というのを個人的な見解で書いていこうと思う。

別に大学生に限らず社会人でもはじめてカメラを買う人に参考になれば。

写真を撮るための機械だが、様々な宗教が入り混じっているので注意されたい。




そもそも一眼レフって何?

一眼レフとは「ミラー有りカメラ」のことである。最近流行りの「ミラーレス一眼」ではないという意味。たまに「ミラーレス一眼レフ」と言う人がいるが、その人は意識の高い頭の悪い人なので温かい目で見守ってほしい。

新しい時代に対応できない人の中「レフのほうが高品質。レスなど邪道」としている人もいるが、高級ミラーレスもあるし、低級レフもある。相手にしないでおこう。

何を基準に選ぶか?

と言っても、そもそも基準が何かわからないだろうし、調べるのも面倒くさいだろう。結論から言っておく。可能な限り高いものを買え

間違って高いものを買っても損はしない。カメラ界隈は中古市場が大きい。たとえ本体に傷がついていても高値で売買される。高いものは売ることができるが、安いものは捨てるしか無い。高い買い物は失敗できるが、安物は失敗できないのだ。

安いカメラは使い勝手が悪い。だから高いカメラが売れるのだ。安いカメラを買うなら、それこそスマホで十分。あいほんが「一眼カメラ並」などと紹介する人もいるが、あいほんで事足りるならプロカメラマンは何故一眼カメラを使うのか考えて欲しい。

カメラ持ってるワタシはオシャレ、というのを演出したいだけなら安いカメラで良いんだろう。


具体的にどのカメラを買えばいいか?

大学生なら10万超えのカメラを買え。この年になってカメラ始めるっていうのは、オシャレを演出するためであって、カメラオタクに馬鹿にされるためではないだろう?
カメラにはおおよそ、

  • エントリー/アマチュア
  • ハイアマチュア/セミプロ
  • プロ

ぐらいに分けられる。

エントリー/アマチュア

安いだけなので買ってはいけない。「ママでも使える」とは、できることがないという意味だ。無知な人でも使える、自己満足用だ。中学・高校生ならこの辺から撮影を楽しみ始めてもいいだろうが、大学生でこの価格帯は残念なだけだ。

ハイアマチュア/セミプロ

一番人が多い所。この辺がおよそボディのみで10万から。
キヤノンでいうと80D、ニコンで言うとD7500あたりだろうか。



プロ

初めて買うには早い。撮影に慣れてから買おう。その頃にはどのカメラを買えばいいかわかっているはずだ。


メーカ選び

さて、先程キヤノンとニコンを例に挙げたが、どれを買えばいいかというとここから先は完全に好みの部分で宗教戦争に発展する
しかし、この2社なら比較的安定して戦えるだろう。メニュー画面やボタンの好みで選んでしまって良い。

個人的な好みだとこの2社ならキヤノンでは?という所。
ニコンの写真はやや黄ばんでいるように見えてしまう問題がある。また「昔のレンズもそのまま使える」と言っているが、フィルム時代のレンズを引き合いに出されても困るし、互換がなかったりするし。デジタルに移るときに規格を一新したキヤノンの方が潔い。

  • ソニーはとにかく信者が鬱陶しい。仲間内でやっている分には良いが、わざわざ戦いをしようとする。またアップルの様に規格が比較的変わりやすいので、新しいカメラを買うときに今までの機材が無駄になったりする。真の信者なら金を貢ぐし、「ソニー持ってる俺かっこいい」という意識高い系が1つ買って満足する為にある。
    確かにセンサの技術力はある。センサの技術力だけは。
  • 富士フィルムはオシャレ女子に受けそうなレトロな見た目で売っている。カメラ女子(笑)を目指すなら。
  • シグマは1つ目に買うのは早い。
  • ペンタクス。リコーに吸収された。癖が強いので1つめに向かない。
ニコン・キヤノンは古いカメラオタクが多いので、レフが信仰されているため、レスの高級機は出していない。パナソニック/オリンパスはレスを積極的に取り入れたマイクロフォーサーズ陣営。これから始める人にはおすすめである。

だいたいこんなところだろうか。


センササイズ

カメラ選びの話になると、第一に思い浮かぶのがセンササイズ。
  • 一般的にライカ判(35mmフィルム/フルサイズ)というのが一番大きいと考えていい。一般的には。
  • 次に大きいのがAPS-Cというサイズ。ライカ判の役1/1.5倍のサイズ。多くの一眼カメラはこれ。
  • 次は4/3(フォーサーズ)。APS-Cの1/1.5倍。フルサイズと比べるとおよそ半分のサイズ。
この辺が主なサイズ。フォーサーズとマイクロフォーサーズはセンササイズは同じである。APS-Cというサイズで出していても、各社微妙にサイズが異なっている。
ライカ判のカメラは高くなる。サイズが大きいほど光を受ける面積が大きくなるので画質は良くなる。ボケやすくなる。そのためライカ判が正義!という宗教が存在する。が、いきなりフルサイズを持つ必要はないだろう。

スマホなどに搭載されているセンサは4/3判の1/15倍ぐらいのサイズである。

レンズ選び

レンズはカメラと同じメーカの物を買わなければならない。各社マウント(カメラとレンズとの接点)の形が違うからだ。カメラを売っていないレンズメーカが互換レンズを出しているので、それを買っても良い。

高倍率レンズ買ってはいけない。「広角から望遠まで1本のレンズで済む」?何故プロは複数のレンズを持つのか考えないのか?高倍率レンズは質が低いし重いだけで良いことはない。
初めてのレンズで高倍率ズームを選ぶんだったら高倍率コンデジで良いんだろ?十分ドヤ顔出来るだろ?という感じである




それでは何を買うか。初めは標準ズーム1本で良い。注意しなければならないのは、廉価版と高級版があるところだ。とりあえず24-70mm相当があれば良い。ここで言う24-70mmというのはライカ判での焦点距離である。APS-Cの場合は1/1.5倍の18-55mm、フォーサーズ版ではライカ判の半分、12-35mmの物を選べば良い。
ここで注意したいのがF値というもの。これは小さければ明るい。値段も高い。室内撮影がメインならF2.8の物を買っておきたい。
安いレンズに釣られてはいけない。とりあえずレンズ1本10万円しても怯んではいけない

APS-Cのニコン、キヤノンの例を挙げるならこの辺だろうか。




ニコン、キヤノンのレフは、センササイズに関係なく同じマウントを利用している。しかし無駄が多い。「大は小を兼ねるから、小さいセンサのレンズは作らない」みたいな感じだ。


2本目のレンズを買う余裕があるのなら、望遠レンズを買おう。標準ズームと焦点距離が繋がると良い。あまり高倍率のものを買っても使い道がない。ライカ判で200mm、APS-Cなら135mm、4/3なら100mmあれば十分だろう。


標準、望遠のズームを買い、しばらく撮ってくれば何を撮りたいかがわかってくるはず。この後は広角に行っても良し、明るい単焦点を買っても良し。



まとめ

予算は30万。
10万以上のカメラ本体と10万ぐらい標準ズームを買え。





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