ナルキッソスのタイトルだけ使った二次創作に過ぎない。
怒りの感想である。
前情報は、とも先生が「セツミさんは出ない。絵だけ出る」とMMRの方に書かれていたので、どんな話かと思っていたが。
トップページの引用が
かつて、友達と呼んでいたクラスメイト。いつしか、知り合いへと変わった。そして、他人へと変わった。季節を重ねる毎に、彼等の記憶から私は消えたようだった。だったので、セツミさんの友達だった人たちのやり取りかと思ったら全然違った。
オリジナル要素色々やって失敗した。はるたこ版は話そのままで「まぁ…」みたいな空気とは違い、ただ原作レイプするためだけの舞台化だった。
ナルキ1から文章を引用しているだけで、これはナルキではない。
ここに生死はない。
完全に原作への冒涜であり、セツミ先生を汚しただけの作品だった。
チケット4500円と公演時間の1.5時間を捨てるだけである。
とにかく原作ファンは見に行ってはいけない。
見に来ている人は演者関係が殆どで、原作ファンは来ないだろう。来ないでくれ。
企画者はそれで問題ないんだろうな。駄サイクルっぽい。
強いていうならば、とも先生が今年のポスタを持ってきているので、ポスタ4500円とおまけの公演である。
冬コミ用に用意したのかと思ったら、舞台用だった。全然持ち帰る用意してない!
親切に丸めて輪ゴムで留めてくれていたので良かったが。コミケだと丸めてる最中に端がちょっとね…
サイズはいつものB2サイズ。
安いのでみんなこのフレーム使ってるよね。
会場は池袋。昔は埼玉県民の東京上陸ポイントと言われていたが、現在は支那人で溢れかえっている。チャイナタウン埼玉支部である。
ポスタのために筒持っていくのは…池袋なら許されるか。
内容。
セツミの物語の10年後の夏、同じ病院から話は始まる。
ナルキ1は2005年冬。舞台は2015年夏?
舞台脚本・演出/山添ヒロユキ
主な登場人物は
- 主人公の男が2人
- セツミ先生狂信者
- 7Fの看護婦(主人公たちの友達)
- 無愛想な医者
- 患者:ももいろ(名前はピンクだけど、パンツ見せてくるのと紛らわしいので)
- 患者:朱(ハイテンション。「ふぁいとっ」が口癖)
- 患者:みずいろ(傘が欠かせない文学少女風)
- 患者:きいろ(双子。やかま以上にやかましい子供)
- 患者:キチガイ(患者では唯一の男。後頭部に顔を描くと喋る)
患者がネイルまで同じ色にする必要あったか?
待ち時間はプロジェクタでセツミ先生が画面に写っている。
この画像は縦長だが、16:9のプロジェクタで写している。トリミングはしていない。結果
こんなセツミ先生を開演まで見させられる。
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以下、ネタバレ気にする人は注意
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OP。ナルキ1のモノローグを読み上げて始まる。なんで綾川さんじゃないんだ
主人公2人が病院にやって来る。友人の看護婦に呼ばれてやってきたらしい。
ロビーで待っていたが、患者:きいろの双子にからかわれる。
なかなか友人が来ないので、職場である7Fに迎えに行く。
(さらっと書いてるけど、なんで一般人が7F入れるの?)
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7Fに着くといきなり「あなたは何回目?」と聞かれる。
どう見ても私服。左手の識別票もないし、パジャマでもないのに聞かれるのは無理がある。
患者全員が出てきてからかわれる。キャラ紹介か?
友人の看護婦に「困った子がいるから会ってほしい」とセツミ狂信者を紹介される。
(7Fの患者に勝手に会わせていいの?ナルキ2やった?)
狂信者、主人公にルールの一部を話す。
気になった主人公2人は「逃げるのはA駅ではなくB駅」が気になってB駅に行ってみる
~~~
B駅に着く「患者は俺達の普通とは普通が違う」と言う話をして肉まんを食べる。
なぜB駅に行ってはいけないかの理由には気づかない。
(当然だが。劇中で明らかにされない。原作ファン以外には意味の分からない要素)
(舞台だと、A駅・B駅って表現じゃなくて実際の駅名言わないと違和感がすごい)
~~~
7Fに戻る。
B駅に行ってきたことをうっかり話す。
他の患者を病室に帰らせる。
主人公x2、看護婦でセツミ狂信者に何がしたいか聞く。
現場には患者:キチガイもいるが、キチガイは「後頭部に顔を書かれなければしゃべらない」ので問題ないとの判断を看護婦がする。
(なぜ「狂信者がいるのに話」を許可したかは不明)
セツミ狂信者「淡路島に行きたい。車で」
主人公「いこう」
セツミ狂信者「いつ?」
主人公「いつでも。今行こう。準備するから1時間後」
看護婦「外出許可取ってくる」
というわけで、主人公は親の車を借りて淡路島に行くことに。
(7Fだよ?外出許可だしていいの?家族に連絡は?)
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主人公一行、淡路島に行く最中に待ち伏せを食らう
医者「話はキチガイに喋らせた。
他の患者も行きたいと言っている。駄目と言うと暴れるので連れてきた」
ということで4人+7人が合流。
(他の患者は外出許可ないだろ?医者がそんなことしていいの?)
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1日目、夜。公園で休む
信者「セツミもここを通ったのだろうか?」
主「公園にはトイレもあって人通りも少ない。きっとここで休んだだろう」
コンビニで食事を買ったりする。信者は着替えを用意してないので主人公の服を借りて、トイレで着替える。
(セツミ先生たちは1日目は目的地が定まっていないので秩父で夜を明かしたと予想されている。まっすぐ淡路島に向かった信者一行とはルートが異なる)
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2日目なんてなかった
雨や海辺で遊んだり、協賛の傘宣伝をして終わり。
ももいろが発作起こしても「薬はまだある」って言うんで医者は何もしない。
事あるごとに狂信者は「ここはセツミが」と言う。
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3日目、朝。
玉葱畑で夜を明かしていると、持ち主の百姓「畑を粗末にするんじゃねえ
水仙を見に行きたいと伝えると、「明石大橋渡って。灘黒岩水仙郷が有名。夏なので咲いてない。食堂は開いてる」と教えてもらう。
狂信者を見て
百姓「何処かで会ったような…」
狂信者、セツミ先生の写真を渡す
百姓「これは…!!」
といところで、患者・ももいろが発作を起こして会話中断。
いそいそと発車。
~~~
水仙郷到着。食堂空いてない。と思ったらさっきの百姓が来て「ここはわたしの店。今日は特別に開ける」というが食材はないのでおむすびが提供される(なぜ?)。
(本土に畑を持っていて、水仙郷の店主でもある。遠すぎないか?設定無理では?
シーズンでは毎日通ってるんだろうか。高速使って?
ところで淡路島ってアクセス悪いよね。)
他の奴らは美味しく食事する中、狂信者を見失うが発見。
「心配させないで」とビンタする看護婦。
「生きていれば良いことある」という話をする百姓。
狂信者がキレる。発作を起こすキチガイ。無事死亡。
釣られて発作を起こすももいろ。薬の残りはない。無事死亡。
医者「患者は死ぬから仲良くしたくないんだ!」
(エンディング目前、収集つかなくなって雑に殺していく。
無許可の外出させてる医者が死んだ原因だと思うが)
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遺体を車に入れる。救急車待ち。
車に医者などを残して崖際に主人公x2、狂信者、看護婦。
狂信者「セツミの思いがわかった」
と、「セツミが死に場所を探して~」みたいな話を延々とする。
(お前がセツミ先生を語るんじゃねえええええええええと俺の怒りが有頂天)
狂信者、崖から投身自殺。主人公2人は下を見に行く。
残された看護婦が何故か歌いだす。
主人公「こうして3日間の旅は終わった」
~~~
7F。後日。
主人公の1人が7Fに入院する。もう一人の主人公と看護婦の会話。
入院してない主人公「あいつ2回目だから。7Fは何か変わった?」
看護婦「7Fは変わらない」
~~~終劇~~~
登場人物が黄色と白のブロックを並べ、水仙の花を表現して終了。
というひどい感じ。ナルキ1を斜め読みして話考えましたって感じ。
- 「ロバは9年生きる話」が何の説明もなしに入る。
- 「エコーとナルキスの話」も何も関係ないところで入る。
- 百姓と狂信者の関係は不明。そもそもセツミ先生は旅の途中誰とも話してないだろ(コミック版では雪山に泊まったりもしたが)
- セツミ先生の写真出すなら最後の白石工務店の写真にしろ。なんでセーラ服なんだ。
- なぜ狂信者はセツミを知っていたのか?については「キチガイが話したのでは?」という予想しか無い。
- キチガイは7Fに一番長く居るらしい。識別票によると28歳。10年も生きてるの?
- そもそも阿東が帰った後だからノート文化あっても良いのでは?と思ったがナルキ1しか見てないのか。
- 阿東のタイミングで7Fは0人になるから、語り継ぐ人は千尋ぐらいなものだが。
キチガイから話聞いたからって信者になる? - 淡路島に行くのは4人で良かったのに他の7人何しに来たの?原作レイプしに来たの?
給料払うため?本当にシナリオ上殺す必要あった? - 狂信者&看護婦のダブルヒロイン、みたいなキャスト紹介だったが。重要な役割だったかもしれないけど何もしてないよね。男2人のほうがちゃんと仕事してた。
- BGMが無い空間に、無理やり原作BGMをぶち込んでくるので雰囲気がぶっ壊れる。
- ホスピスって患者:キチガイが居るべき場所?精神的な負荷を減らす対象じゃないよね?
- 方針変わったのかもしれないけど、7Fに患者多すぎでは?ヘルパ全然いなかったね。看護婦がやるように変わったの?生半可な気持ちでは7Fで仕事できないはずだけど。ナルキ1しか見てないのか。
- この医者がすべての患者を担当しているわけではないかもしれないが、何の病気で何をしてはいけないかが雑。無事に患者を殺していくスタイル。
- 原作ではほとんどのルートを下道で通っただろう。今回は高速使ってるのだろうか。仮に2日目平塚-新神戸を高速で行くと6時間ぐらいなので行けなくは無いが。休憩入れると結構厳しくない?
- 舞台は台詞覚えててすごいなぁとは思った。男2人は最初から最後までしゃべりっぱなしだし。
- それに引き換えダブルヒロインらしい2人はそこまで喋ってないぞ。
- 狂信者が何を感じて自殺に至ったか全然描かれない。「セツミ先生が通った」ことしか意識していなくて、道中何を思ったか表現されない。
- セツミ先生が自殺したことって、阿東は話したっけ?千尋とかは察してるだろうけど。話の初めに「セツミ先生は行方不明」って言ってたよね?
(修正追記を行った)
湯豆腐のようななにかさんに参照をいただいた。当方は単に物語の流れを雑に書いただけなので、考察はそちらを見ていただきたい。
設定に文句つけまくってたら、セツミ先生について怒りが有頂天してしまい書けなかったのだが。こちらの方と同じ意見です。
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