バレエの運営から依頼を受けた密着取材者による舞台裏、的なやつ。
取材対象は谷桃子バレエ団 。
日本でバレエは厳しい業界かもしれないが、
新しいことで成功に繋げようとしてるのを描く本だった。
youtubeが元ネタなので釣りっぽい演出はなんだかなぁ…というところ。
すぐに読み終わるあたりは良かった。
バレエは駄サイクルか?
演劇は駄サイクルだった。
シアター!という演劇集団を描いだ小説でもネタにされているが、
趣味でやりたい奴らが互いに褒めあってるだけ。
チケットノルマのために互いにチケットを買い合う、外に広がっていかない終わった集団。
演劇の売上では維持できないので、演劇の間に他の仕事をして資金を埋め合わせる。
バレエは演劇よりも駄サイクル感は無い印象だった。
あくまで、今回取材したバレエ団の場合は。
ランクの低い団員は外で稼がなければならないがチケットノルマは無い。
新規顧客のためにyoutubeを始める。
釣りタイトル
動画が制作されて公開されたのは2023年6月。
youtubeのピークもだいぶ過ぎた頃。
依頼が回るのはいつだって時代遅れになってからだ。
金を出す人が時代遅れなのは仕方がない。
過激に釣らないとyoutubeでは動画を見てもらえない。
タイトル、サムネイル画像で釣っていく。
で、ヤバかったって結局なにがヤバかったの?
制作したのは(筆者は)元々テレビで映像制作をしていた人。
こういう数字を取りかたは分かっているだろう。
それぞれの立場
動画を作るといっても一枚岩ではない。
筆者は依頼を受けたが
依頼をしたのは運営
被写体はバレエの団員
動画を見るのは新規顧客や団の関係者。
広報なら、バレエの厳しさに興味を持つが
関係者は練習風景を見られたくない。
白鳥たちは見えないとこでバタ足する。
日本でバレエは儲からない
海外ではバレエは儲かる。
というより業界として成功している。
バレエは身近にあって見るのが普通のことだ。
だが日本でバレエはお稽古ごとのようになっている。
金を払ってやるもの。
チケットが売れるのは親戚が見に来る子供の舞台。
新規のない業界は滅びる
歌舞伎もオーディオガイドなどでファンを増やしたが、
このバレエ団もオーディオガイドを導入して成功した。
バレエは踊りだけで表現する。セリフはないので素人には何をしてるかわからない。
時代遅れではあったがyoutubeで新たに宣伝しようとした運営がいたし、
ガイドを導入した監督も居た。
新しいことを導入した結果の成功だった。
結局成功だったのか?
動画は伸びた。
バレエを、団を知ってくれる人は増えた。
チケットの売上も伸びた。
だが、成功と言えるかはまだわからない。
あくまで動画は依頼を受けて作っている。
依頼する費用がなくなった。
更新頻度を落とすと人は離れてしまう。
そこで筆者はyoutubeのメンバ(課金制度)で資金調達しつつ続けることに…
というところで本は終わっている。
youtubeを見る限り、今のところはまだ続いている。

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