トラペジウム。
秋元シリーズの人が書いた小説らしい。
いい話…みたいにまとまってるが、
解説はそう言うだろう。
筆者は「いい話」って全く思っていないような終わり方をしている。
平行な部分がない四角形、trapezium。
メイン登場人物は4人。この4人の歪な関係がtrapeziumだ。
高校生にLeicaは無くなった
正確には高専生だが。
東西南北とは別に登場するカメラオタク。
原作小説ではLeicaを使っていたが映画版ではSonyに変わった。
レンジファインダではいい写真を撮れないと思われたか?
筆者はアイドル嫌いそう
筆者は秋元シリーズのアイドルだが、
アイドルになれた偶然と、アイドルを取り巻く状況を呪っていそう。
4人の温度差とか。
高校時代に「夢見た姿の衣装を着て写真を撮る」というイベントはとても呪いっぽい。
光ってる、と神聖化して良い話か?
この写真は描きたかったんだろうとは思うが。
全てを踏み台にする主人公が上手く言っていけるとは思わない。
計算高いのは良いが。
車椅子の少女は結婚できたんだろうか?
主人公は中途半端
主人公はアイドルになりたい、他の3人を踏み台にする…
が、アイドル意識は中途半端。
アイドルになるんだろ?
メンバに口パクがいても気にする必要はない。失敗したほうが危険だ。
むしろ自分だけ口バクではないことを誇れば良い。
発狂するやつが出た?
チームで売ってるんだからそいつが消えればお前も売れなくなる。
お前がメンタル管理をしろ。
どうしても筆者の「アイドル視点」の描画で、
主人公は「アイドルになんとしてもなる」という行動に繋がらないようだった。
舞台は南房総
筆者の出身地らしい。映画版だとそのまま写ってるところも多い。
東西南北の4人
主人公は東高校の東。
西高校、南高校、北高校から一人ずつ、偶然を装って仲良くなる。
アイドルになりたかったがオーディションで受からなかった。
一人での売り込みに限界を感じグループ売を思いつく。
もちろん仲良くなった3人にアイドルになる計画は明かさない。
そして偶然テレビに映る。
偶然の東西南北として売り込みアイドルになる。
すべてはアイドルのために
メディア露出が嫌いで狂う者、
アイドル意識が低くて彼氏バレする者が現れる。
無事にアイドルとして活動を始める主人公だが、道が途絶える。
アイドルになりたいのは主人公だけ。
メディアがほしいのは「偶然東西南北が揃った4人」。
主人公単体ならメディアは必要としない。
アイドルの踏み台として働かなかった者に八つ当たり。
無事にエンディング
8年後、4人とカメラオタクは再開する。
かつて「夢見た姿の写真」を撮ったが、それぞれが成功していた。
めでたしめでたし。
麻雀ネタはない
東西南北、だと一人くらい麻雀でいじられそうだがそんなことはなかった。


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