24.5.26

インデックス投資基本の書? (敗者のゲーム 感想)

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敗者のゲーム[原著第8版] [ チャールズ・エリス ]
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 NISAの制度変更から話題のインデックス投資。
s&p500やacwiといった指数。

インデックス投資を勧める話では原著のような扱いをされるのが本書。
インデックス投資を勧める理由を書いてるだけなので、わかってる人なら読む必要はない
インデックス投資の優位性は読まなくてもわかるので、わからない人なら読んでもわからない

そんな感じの本。


原著の意味は「敗者のゲームに勝つ」。
日本語タイトルをそのまま読むと「敗者のゲームをしろ」とも取れるが異なる。
日本語タイトルは不親切だ。


巷で言われるやり方は間違っている

この本を紹介しながら「インデックス投資をしろ」という動画などもある。
本当に読んでいたらそんな投資術は勧めないだろうという開設も多い。
とにかく株式のインデックス投資の本。



インデックスに勝てるアクティブはごくわずか

ごくわずか、と言うならそれを教えてくれと思うが教えてくれる人は居ない。
勝ってるアクティブ商品は1/3とか1/4とか話を聞くが具体的に商品数を調べたデータがないのでよくわからん。

一応、アクティブ商品で今年勝った商品が勝ち続けるかを調べたようで、どうなるかはランダムのようだが。


負けてても資産は増える

勝てるアクティブ商品で資産を増やせるならそれでいいだろう。
だが、負けるアクティブを掴まされるかもしれない。
運用の調子が偶然良かっただけで、今後は負け続けるかもしれない。

選ぶべきはインデックス投資、というのがこの本の言いたいこと。
市場は平均的に成長するので、インデックス投資なら確実に資産が増える


とにかくコストを減らせ

投資にはあらゆるコストがかかる。
成長が平均的なインデックスが最良なのはコストをとことん減らしてるから。

投資信託は中身を入れ替えるたびに利確の税金がかかる。
アクティブ商品は入れ替えが激しいのでコストがかさむ
そして、商品を選ぶ運用者へのコストもかかる

インデックス投資でも入れ替えは発生するが、たいてい年1回か2回だ。
急成長する企業を捕まえることは難しいが、低コストでそれをカバーする。


アクティブ商品はコストを加味してインデックスを越えなければならない。
超え続けなければならない。それは相当難しい。
だからインデックスを勝っておくのが一番安定。


債券を買う意味はない

筆者は債券を持ってないらしい。
株のみ。

株が不調の時は債券が好調であることが多い。
合わせて持つことで変動を抑えられる。

しかし、株は大きく利益を得られるので株が下がっても影響がない
変動を小さくする意味がない。


不安を煽れば儲かる

「s&p500、acwi一辺倒はやめろ」という投資情報はよく見る。
だが、中身を見ると何も言っていない。
表示数を稼ぐための煽り文句だ。



読んでも読まなくても投資への方針は変わらないだろう。
ただ待つだけのつまらないことをしているだけで、勝手に資産が増える。 


では何が間違っているのか?

この本の解説みたいな切り口のものは、たいてい間違っている。

何が間違っているか?
それは配分の取り方だ

「年老いたら(取り崩しが近づいたら)債権を増やせ」という意見がある。
この本を本当に読んでいたらそんな意見は言わない
この本を読めば債権投資をする気は無くなる。全て株式のインデックスになる。

なぜか?
株式の利益が十分なら株式が下落しても損益に至らない
債権で資産の変動を抑えられるだろうが、債権の分だけ利益が減っているので実質損失


株式の利益が十分でない初期~中期なら債権を持っても良いか?
急に資金が必要になり、取り崩すならそうだろう。
だが、それぐらいなら現金を維持しておけ

  1. 投資は低コスト株式インデックス
  2. 投資は余剰資金で現金は用意
  3. 債権は買わない

これがこの本を読んだ人の行動だ。


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