声優浅野真澄(書籍のときの名義はあさのますみ)の本。
元カレの自殺話と遺品整理の話。
浅野真澄は極貧である。
正確には親のせいで極貧であった。
毒親から逃げるために弟と会社を立ち上げようとするも、
クズの子供はクズ。結局うまく行かない。
そこで親交のあった漫画家の畑先生と協力し結婚した。
そういう「浅野真澄の背景」を知らないとよくわからない文章だろう。
元カレへの愛を綴っているが、その出版を許せる畑先生は大したものである。
内容は
元カレが自殺した報を受ける
→共通の知り合いと遺書を読む
→共に遺品整理をする
→「友人の死は家族の死とは違う」
というだけの内容。
「メンヘラ女が自殺した元カレ話で稼いでいる」と言われればその通りだが。
わざわざ「自殺モノをWeb連載して炎上した」など記事を上げたりし、宣伝はうまい。
「読んだ後に涙が止まりませんでした」系の感想を言いたい人にはおすすめ。
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