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キノの旅などの時雨沢恵一&黒星紅白の作品。
frost crack。氷結で木が割れる現象。
一応ミステリ?推理小説?かもしれないが全編通話で行われる。
全てが会話。地の文がない小説。
あえて説明っぽい説明ゼリフを入れることで色々解決している。
うまい。
シンプルに読みやすい
この辺は時雨沢みある。
毎回あとがきとは思えない長さのあとがきでも書いているが、
会話が書きやすかったらしい。
そして読む方も読みやすかった。
時雨沢みある文体のおかげかも知れない。
素直に読みやすいミステリ
ミステリと言うと無駄に伏線とか面倒くさいトリックとかあるが。
本作はとにかく読みやすい。安っぽいわけではない。
全てが通話なので地の文がない。地の文で説明がない。
情報はすべて相手からの発言でもたらされる。
主人公っぽい人物は相手の発言からいい感じに想像し、謎を解く。
1冊でスッキリと内容がまとまってる。続きが無くても良いが、あっても面白そうな展開。
銃が好き
時雨沢恵一と言えば銃が好き。
今作は銃器が関わるのである程度知識があると良い。
そうはいっても十分なくらい説明してくれる。
知ってる人は読み飛ばせばいいし、知らない人は読めば良い。
「そういうものか」と思って読めば理解する必要はない。
顔を見られてはならない
本作は狙撃。
狙撃をされる前も、狙撃をしたあとも、
狙撃手は見つからないのが理想。
つまり顔を見ることはない。
人を殺すといい顔になるのか、
とにかくヒロインがちょっと狂った感じでよかった。
このへんも続きを読みたい理由。
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